トンガの今日は

南太平洋トンガ王国 日本語教師 青年海外協力隊

まだ体に残るトンガは 帰国後レポート②

さて、早いものでトンガから帰国して1年がたちました。

帰国したのは2020年の1月でしたが、いまだしぶとく私の中に残るトンガをご報告したいと思います。

 

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【私の中に残るトンガ】

1.紫外線の時間差置き土産

これは30代突入とのダブルパンチだとは思いますが、帰国してから、まあしみ、そばかすが目につくようになりました。

そして爽やかじゃない話になりますが、赤いほくろや首いぼが増えました!

この赤いほくろ、調べてみると、極度の紫外線を浴びると毛細血管が発達してできるそうです。そんなん日本の7倍、トンガの紫外線ですよね。

帰国後はレモン水がぶ飲み、日焼け止め毎日かかさずなど、とにかく自分の肌が持てるだけのターンオーバー力を活性させるべく努力しています。

トンガに住む予定がある方はどうぞお気をつけください。

 

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2.泳ぎたい気持ち

近所のプールに入会しました。

トンガでは海を眺めるのは日常茶飯事、ビーチでばしゃばしゃもよく行っていましたし、時には大海原でもばしゃばしゃしていました。

あの水に浮く感覚を求め、プールに通う生活になりました。

余談ですが、市民プールには人生のパイセン達が結構集っていて、バタフライをしていたり、めちゃめちゃかっこいいです。

 

3.日焼け跡

トンガの日焼けがまだ治りません。

後ろ姿にいまだに水着の跡が残っています。しぶとすぎませんか。

ぱんつ脱いだのに「え、まだ履いてる?」て思うぐらいの日焼け跡なんですが、いまだとれず、市民プールの更衣室でぜったいおばあちゃん達にひそひそ言われていると思います。

 

4.デスクで一人でおやつ食べたらなんか悪い気がする気持ち

仕事中デスクでちょっとおやつとか食べるんですが、なんか「いります?」て島のみなさんに声をかけないと、すごく失礼な気がします。

トンガでは一人で食べる行為は行儀が悪く、同僚がパンすら半分にしてシェアしてくれたりしましたが、日本ではどんぐらいおすそ分けするのがいいんだったか。

 

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5.すぐ収穫できる食材が近くに欲しい気持ち

トンガでは家の前にバナナがなっていたり、庭にネギやらバジルやら植えてみたり、大家さんが食べられると言ったその辺の葉っぱを炒めてみたり、学校にあるマンゴーやアボカドの木から実を採って帰ったりしていました。

新鮮極まりない食材があることと、例えスーパーがつぶれても何かは食べられる感じがとても頼もしかったトンガ。

住み始めたアパートでも、ささやかながらプランター菜園を始めてみました。

 

6.その辺の人に話しかけたくなる気持ち

これは私の中の大阪のおばちゃんが、確実に育っているせいかもしれません。

電車の隣の人、エレベーターで乗り合わせた人、コンビニのレジで一緒に待っている人に暑いですねとか、その携帯カバーいいですねとか、なにか一言話しかけたくなります。これは気をつけないとまずいですね。

 

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7.くじらに惹かれがちの心

トンガの海でくじらと対面した衝撃から、その後くじらが大好きになりました。

グッズを見ると買ってしまうこともしばしば。

 

いずれにせよ、トンガに住んだことが無い自分には二度と戻れません。

トンガのいい習慣と日本人として生まれたいい習性を大事にして、今後の人生もやっていきたいと思います。