私が線でみんなが色 OTAポストカード作戦
トンガにも赤十字があるのですが、その敷地内にOTA Centre という主に知的障害のある人達のための特別支援学校が併設され、
No one is left behind
Make the impossible, possible through God′s help
という理念のもと運営されています。
子どもから大人までの色んな人が週に何度かそこに通って1日を過ごし、またそこにはトンガ人の先生方のほかJICAボランティアも入って日々働いています。
OTAの隊員と仲がいいもので、お互いの学校を行き気したり、分野を越えて何かと一緒に活動したりするのですが、私の勤務校で開催したひらひらTシャツアート展の際も、OTAの学生&先生方が2年連続がっつり参加してくださいました。
そしてそのときから、私は彼らのアートのファンです。
彼らの作品は、突拍子ない点や線、元気で明瞭な色使いが見ていてとても楽しくなります。
アートは「問いかけ」、デザインは「こたえ」という、芸術とそれ以外のものの違いを何かで読んだか聞いたことがあるのですが、
それが合ってるならOTAのみんなの絵は完全にアートだなと思ってしまいます。
言い方の良し悪しはわかりませんが、いわゆる ”健常者” の私には作れない、予測できないアートです。
で、OTAで働く隊員がポストカードを作って売って学校の資金にしよう!という計画を立てました。
専門外で詳細はわかりませんが、おそらく色を塗ってもらうとかそういう教授活動も、OTAの学生にいい作用があるのでしょうか。
とにかくポストカードを作ろうとなり、そのもとになるデザインを私に依頼してくれました。
私がシンプルな線でトンガの色々なものを描き、OTAのみんなが好きなのを選んで好きなように塗る、という趣向です。
いろんな線を描いて渡したのが今年のはじめ、そこから日々の授業で色塗りをしてくれたのでしょう、ついに完成したポストカードをデザイナーに献上ということで頂きました。
他の隊員は買ってます笑
いやーやはり期待を裏切らない。きれいな色と予想外の配色。だいすきです。
特に波と貝殻はすごく目を引きますね。
淡白な私の線がみんなの色で、えらいおしゃれして世に出て行ったという感じです。
玄関に貼りました。運気上がりそうな色合い。
たくさん売れますように!
【参考】OTA(’Ofatui Tui ’Amanaki) Centre Tonga
https://www.facebook.com/pages/OTA-center-Tonga-/158052064345602