トンガの離島は2 【パンガイモツ島】
トンガタプの離島、パンガイモツ島に日帰りで行ってきました。
離島の中でも特に近い島で、以前言ったファファ島と同じ船着き場から15分ほど小型ボートで行きます。
往復の船代とランチがついて50パアンガ(2500円)、船は午前中に1時間ごとに出ているそうで、我々は11時発の船で向かいました。
船頭はトンガ人のおじさんと、ルフィのような若者、そしてくりくりの少年でした。
いつも思うのですがトンガの子供たちは本当に頼もしくて、この少年も船の縁をひょいひょいと歩き、慣れた手つきで船のロープを引っ張っていました。
そしてもうひとりのルフィのような若者、彼はパンガイモツのイケメンで女子から大人気、島の広告に全面的に使われています。
「ルフィのような」というのは、まさにばねのような体で、泳ぐ姿(なぜかバタフライがんがんやってました)や海に飛び込む姿が軽快でとても美しいのです。
ランチの番号札まで彼の上裸ブロマイドでした。
パンガイモツは近くて安いこともあって人が多く、きれいなリゾートというより気軽な海の家といった雰囲気でした。
陽気なトンガ人たちが海につかりながらビールを飲んでいたり、陽気な我々が周りを気にせずウクレレやギターを弾いたり、陽気なオーストラリア系の若者たちがゲームの罰ゲームで腕立て伏せをして盛り上がっていたりします。
また沖に沈没船の残骸があり、みんな登って舳先から飛び込んでいました。
みんなロープを必死に持って、すべらないように気を付けながら、どうしても若干ゴリラっぽく船に登らざるを得ないのですが、ここでもパンガイモツのイケメンはまさにディズニーのキャラクターが何かに登るようにスマートに優雅に登っていて女子の視線(国籍問わず)をほしいままにしていました。
シュノーケリングはというと、海底に岩場が少なくずっと白い砂なのでとても泳ぎやすかったです。
ただサンゴ礁も無いので色とりどりの魚は見られませんでした。
しかし白くて小さい魚や白くてでかい魚はたくさんいます。白い海底と遠浅、透明度の高い海水と日光の働きで、白ばかりの魚も水中でくっきり見えたのがきれいでした。
ちなみに初めて見た光景だったのですが、巨大ナマコも大量にいました。
ファファ島に行ったときも島一周を試み、あの時は30分足らずだったので今回も行けるやろと思って行ってみたんですが、パンガイモツなめてました。
思ったより大きく、一周歩くのに1時間以上かかったと思います。
しかも砂浜が途切れがちでずっと水中を歩いたので、妊婦さんの運動みたいになっていました。
途中で海水が島に流れ込んでいる場所や、それが浅い池になり「え、楽園?」みたいな景色になっている場所にも遭遇しました。
総合的には、足の負担はまあまあありましたが冒険ぽくて楽しかったです。
帰りの船も1時間おきで、5時にパンガイモツ島を出てトンガタプへと戻りました。
次の目標はアタタ島です。